道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第2回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第2回鋳造技術高度化研修会
開 催 日 時平成24年10月24日(木) 13時30分〜16時30分
開 催 場 所北海道立総合研究機構工業試験場 第602会議室・鋳物工場
 (札幌市北区北19条西11丁目 電話;011-747-2321)
参 加 人 数 8 名 (企業;5社、団体;1機関)
内   容 ・挨 拶
 研修に先立ち、主催者側から北海道立総合研究機構工業試験場の戸羽主査(製品技術部)から挨拶があり、今年度の実技研修の目的を再確認した上で、今回の研修の概要紹介を含めて挨拶があった。

・技術報告
 研修を主宰する北海道立総合研究機構工業試験場製品技術部の戸羽氏から、前回の実技研修で実施した内容を振り返るとともに、そのときの鋳造実験で製作した鋳物の組織観察結果について報告があった。報告では、パワーポイントを用いて写真を示しながら鋳造時の鋳型の姿勢や注目すべき部位、特徴的な複合化組織の形態などについて詳細な説明があった。また、鋳物の組織観察に用いた切断試料の現物が提示され、複合化組織の外観などを観察した。

・評価法実習(硬さ試験)
 実験で得られた鋳物の切断試料を用いて、複合化組織の鋳鉄部と合金層の硬さの違いを調べるため、マイクロビッカース硬さ試験機のある実験室に移動し、それぞれの硬さを計測する実技研修を行った。鋳鉄組織のフェライト部、パーライト部、合金層のそれぞれの硬さに差が認められ、特に合金部ではHv700を超える硬さが計測された。

・評価法実習(組織観察)
 次に、金属顕微鏡のある実験室に移動し、切断面の金属組織観察を行った。各試料の鋳鉄部の黒鉛形状(球状化率、黒鉛粒径、黒鉛粒数)やフェライト組織、パーライト組織の分布、合金層の厚さなどを確認した後、それぞれの組織写真を撮影し、画像計測ソフトによる黒鉛球状化率測定、フェライト/パーライト率測定、合金層の厚さ測定を行った。
 併せて、参考として、画像計測ソフトの応用事例としてブリネル硬さ測定持の圧痕径計測や多孔質材料の開口率計測などの例を挙げて説明があった。

・討論・質疑応答
 今回の鋳ぐるみ複合化実験で得られた試料の評価を通して、技術的な展開の可能性、鋳造不良等の発生原因の推定とその対策などについて意見交換を行った。

・その他
 次回以降の研修会は、講演会の形式で鋳造技術に関わる最近の技術動向について講師を招いて開催することとした。
備   考  本研究会は、日本鋳造工学会北海道支部が主催する「次世代鋳物製造技術研究会」との共催事業として実施した。  
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