道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第1回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第1回鋳造技術高度化研修会
開 催 日 時平成24年 9月19日(木) 13時30分〜16時30分
開 催 場 所北海道立総合研究機構工業試験場 第602会議室・鋳物工場
 (札幌市北区北19条西11丁目 電話;011-747-2321)
参 加 人 数 9 名 (企業;4社、団体;1機関)
内   容 ・挨 拶 道総研工業試験場 製品技術部 及川 雅稔 部長
 研修に先立ち、主催者側から北海道立総合研究機構工業試験場の及川部長(製品技術部)から挨拶があり、数年前から継続して研修に取り組んで来た経緯を踏まえ、道内鋳物産業の発展に期待をよせつつ挨拶があった。

・出席者紹介
 本年度の最初の研修会となることから、出席者相互の自己紹介の挨拶を交わした。

・鋳造実習(解説)
 研修に先立って、研修を主宰する北海道立総合研究機構工業試験場製品技術部の戸羽から本年度の計画が示され、特に実習では一昨年実施した鋳ぐるみ接合と昨年実施した粉末積層鋳型を用いた鋳物づくりの要素を組み合わせて、粉末鋳型を使った鋳ぐるみ複合化の基礎実験を行うことが示された。具体的な方法として、無機粉末積層成形技法によって製作された鋳型および中子の表面に自溶合金粉末を塗布し、これに鋳鉄溶湯を鋳込んで複合化する技法について解説があった。

・鋳造実習(鋳物試料製作)
 引き続き戸羽氏から、製作工程に従って粉末鋳型への自溶合金粉末の塗布方法およびその鋳型・中子の組み立て、バックアップサンドが鋳型内に混入しないようにする方法などを具体的な試料を用いて説明があった。
 粉末成形鋳型の組み立てが完了したところで、実習場所を同工業試験場内の鋳物工場に移し、生型砂による粉末成形鋳型のバックアップを経て鋳造用鋳型を製作するとともに、高周波誘導路で鋳鉄材料を溶解した。
 溶湯組成は過共晶溶湯とし、溶湯温度が概ね1,400℃に達したところでCE値の検査、成分調整を行い、再度溶湯温度を確認して黒鉛球状化処理、接種処理を施した後、製作した鋳型に注湯した。その後しばらく鋳物の凝固・冷却の進行を待った後で型ばらしを行い、鋳造状態を確認した。

・質疑応答
 一連の製造プロセスに関連し、試験に使用した自溶合金粉末やそれを塗布するのに使用したバインダなどに関する質疑応答があった。

・その他
 次回の第2回研修会は、この研修で製作した鋳物の組織観察を行い、不具合箇所の原因分析や防止対策などを話し合うことし、再び工業試験場で研修を行うことを申し合わせた。
備   考  本研究会は、日本鋳造工学会北海道支部が主催する「次世代鋳物製造技術研究会」との共催事業として実施した。  
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