道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第4回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第4回鋳造技術高度化研修会
開 催 日 時平成25年 2月26日(火) 13時30分〜17時00分
開 催 場 所北海道民活動センター(かでる27) 9階 940会議室
 (札幌市中央区北2条西7丁目)
参 加 人 数 15 名 (企業;6社、団体;4機関)
内   容 ・開会の辞 司会;道総研工業試験場 戸羽 篤也(製品技術部)

・挨 拶 苫小牧市テクノセンター 柴田 義光
 講演に先立ち、苫小牧市テクノセンターの柴田義光氏から挨拶があり、講師として招いた小綿氏に謝辞を述べるとともに、機器分析法のノウハウを学ぶことにより、さらなる鋳造品の品質向上の手段として活用されることに期待を寄せた。

・講 演
 演題;「鋳鉄の材質評価方法とEPMAによる鋳造欠陥解析例」
 講師;小綿 利憲 (岩手大学 技術部)
 はじめに、鋳鉄の材質制御技術に関して、平衡状態図にみる凝固形態の違いに起因する黒鉛とセメンタイトの晶出機構を説明し、一般のねずみ鋳鉄品における黒鉛晶出を促進するためのいくつかのポイントとして、冷却速度、合金添加、接種処理の視点から解説があった。
 また、鋳鉄の代表的な組織として、黒鉛、フェライト、パーライト、レデブライト等についてその形態や特徴などの説明があり、鋳鉄の材質の特徴およびその評価法について説明があった。
 次に、鋳物の材質分析法として、発光分光分析法、炭素および硫黄の燃焼分析法、蛍光X線分析法、SEM、EPMA法について、その定性分析および定量分析技法の原理と分析装置の仕組み、分析能力の特長などの解説があり、さらにこれらを利用する際の注意点が紹介された。
 最後に、岩手大学で取り組んだ事例からEPMAを活用した高機能鋳鉄の開発に関する研究内容と成果が紹介され、機器分析法を利用した新たな製品開発への応用の可能性を示唆した。

・質疑応答
 質疑応答では、鋳鉄の材質評価に関してブリネル硬さ引張強度や伸びを推定する方法、接種の方法とその効果、岩手大学で取り組んだ材質判定システムとその利用例などについて質疑応答が交わされた。
 最後に講師への謝意を表し、本講演会を終了した。
備   考  本研修会は、(公社)日本鋳造工学会北海道支部の後援を得て開催した。
 
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