道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第4回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第4回鋳造技術高度化研修会
開 催 日 時平成23年12月21日(水) 13時30分〜17時
開 催 場 所道立道民活動センター 9階 920会議室
 (札幌市中央区北2条西7丁目 電話;011-204-5100)
参 加 人 数 22 名 (企業;9社、団体;3機関)
内   容 技術講演会
・開会の辞 司会;道総研工業試験場 戸羽 篤也(製造技術G主査)
・挨 拶 道総研工業試験場 製品技術部長 鎌田 英博
 講演会開催に先立ち、主催者を代表して北海道総研工業試験場の鎌田製品技術部長から挨拶があり、社会の経済動向に触れながら工業生産を展望するとともに、本道の基盤産業の活性化に期待を寄せた。

・講師紹介
 講演を始めるにあたり、戸羽製品技術部主査(工業試験場)から、今回招聘した講師の佐藤氏の紹介と、講演内容の概要説明があった。

・講演 演題;「鋳物の表面欠陥と表権処理した鋳造品の欠陥解析事例」
 講師;佐藤 健二 (東京都立産業技術研究センター)
 講演は「鋳物欠陥の概説」と「欠陥解析事例紹介」の二部構成とし、初めに鋳物の欠陥の種類とその原因について解説的な講演が行われた。
 冒頭、鋳造品の生産動向に触れつつ、特にアルミダイカスト製品が自動車産業に強く依存している傾向などが紹介された。次に鋳造欠陥を分類し、湯廻り不良、吹かれ・ブローホール、引け巣、ガス欠陥、割れ、偏析、押し割れの欠陥事例を紹介しながらその発生原因が詳説された。次に、押し湯と冷し金の効果について解説があり、押し湯の径や高さが給湯効果の範囲に影響を及ぼすメカニズムと端面や複数の押し湯があるときの配置方法など方案設計法に関する考え方が解説された。
 引き続き、主にダイカストの表面処理に関する欠陥解析事例をもとに、アルマイト処理における色むら、めっき処理における微小突起や膨れ、塗装処理におけるクレータ状や線状の表面欠陥、ブラスト処理で生じた縞状の皺などの欠陥に対して、それらの原因究明に関わる講師自身の考察に基づいて欠陥解析例が紹介された。

・質疑応答
 講演後、ガス欠陥の起因となるガス成分と材種による違い、溶湯中の脱ガス処理法のメカニズム、化学成分と欠陥発生との関係性、電触と錆の発生、塗装の前処理とその定量的判定法などについて質疑が交わされた。

・閉会の辞
 講師への謝意を表し、本講演会を終了した。
そ の 他  本研修会は、(社)日本鋳造工学会北海道支部の後援を得て、同支部の第5回非鉄鋳物の高度化技術研究会との共催事業として開催した。
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