道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第1回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第1回鋳造技術高度化研修会
開 催 日 時平成22年7月28日(水) 13時30分〜15時30分
開 催 場 所北海道立総合研究機構工業試験場 研修室
 (札幌市北区北19条西11丁目 電話;011-747-2321)
参 加 人 数 21 名 (企業;12社、団体;2機関)
内   容 ・挨 拶 道総研工業試験場 製品技術部 戸羽 篤也 主査
 研修に先立ち、主催者の北海道立総合研究機構の戸羽主査(工業試験場製品技術部)から平成20年からの経緯に触れながら、本年度のスケジュールと目的を確認した。また、初めて参加するメンバーがいることから、参加者一人ひとりが自己紹介を行った。

・技術紹介
 演題;「単品鋳物の製作技法」
 講師;戸羽 篤也 (北海道立総合研究機構工業試験場)
 北海道の鋳物生産の実情を踏まえつつ、特に単品鋳物・小ロット鋳造品を想定し、3次元CADによる立体形状データを活用した鋳物製造技術として工業試験場が取り組んだ事例のなかから、粉末積層RP鋳型による鋳物製作および発泡模型を利用した消失模型鋳造法に関する技術紹介があった。
【技術課題@】 (粉末積層RP鋳型による鋳物製造プロセス)
 RP成形技術の一般論およびRP技術の鋳物製造への利用等の解説に引き続いて、粉末積層RP成形技法を用いた迅速鋳造プロセスについて解説があった。
 はじめに、同技法の利点および優位性、実用化されている粉末成形技法とその特徴、水性インクジェット式粉末積層技術の優位性と技術的課題が説明され、装置および成形体製造コストの安価な水性インクジェット式粉末積層成形装置で鋳型・中子を製作して鋳造するプロセスについて、具体的な事例を示しながら同技法の紹介があった。
【技術課題A】 (発泡消失模型鋳造法)
 単品鋳物の製造技術として優位性の高い発泡消失模型鋳造法について、その利点と技術的課題に触れた後、工業試験場で取り組んだ試験事例を紹介しながら発泡消失模型鋳造法の紹介があった。
 特に、発泡模型の強度不足を補うための塗型およびガス抜き手法、溶湯温度と充填性、消失模型鋳造法で発生しやすい鋳造欠陥などに関する技術情報の提供があった。

・実験計画の検討
 消失模型を用いた鋳造実験の進め方に関連して、試験片の形状、寸法(鋳込み重量)、鋳込み材質などを検討し、次回の研修会までに発泡模型を用意して鋳造試験に備えることを申し合わせた。

・その他
 上記のほか、木型の材質や加工方法、発泡模型の切削条件などに関する情報交換を行った。また、鋳造実習の期日を検討し、次回講演会後の10月27日に鋳造実験を行う予定を申し合わせた。
備   考  本研修会は、(社)日本鋳造工学会北海道支部の第15回鋳造技術研究会との共催事業として実施した。  
インフォメーション記事

研修事業トップへ