道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第6回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第6回鋳造技術高度化研修会(CAD/CAMセミナー)
開 催 日 時平成22年1月27日(水) 13時30分〜15時30分
開 催 場 所道立工業試験場 製品技術部会議室
 (札幌市北区北19条西11丁目 電話;011-747-2321)
参 加 人 数 12 名 (企業;6社、団体;1機関)
内   容 CAD/CAEセミナー
・挨 拶 道立工業試験場 製品技術部 戸羽 篤也 科長
 研修に先立って、主催者である北海道立工業試験場・製品技術部の戸羽製造技術科長から挨拶があり、併せて今回研修会の予定が紹介された。

・技術研修@ (伝熱解析の境界条件)
 道立工業試験場の戸羽氏から、鋳造凝固解析の伝熱計算に用いる境界条件および物性データの設定手法について解説が行われた。
 はじめに、前々回の研修会の時に実施した鋳造・温度計測実験の結果が報告され、鋳物内部、鋳物表面、鋳型表面、鋳型内部に設置した熱電対で計測した鋳造後の温度変化の様子やその特徴などに関する説明があった。
 引き続いて、前々回の研修時に示したADSTEFANによる解析結果と今回の温度計測結果を付き合わせ、両者の定性的な比較および定量的な比較を行いながら、解析結果と実測値の違いを把握するとともに、その原因について特に計算条件として与える境界条件や鋳型の物性値について考察を行った。
 さらに、鋳物と鋳型との熱伝達係数(熱抵抗)や鋳型の比熱、熱伝導率を変えて計算した場合の解析結果の違いなどを示しながら、伝熱計算におけるこれら解析条件が与える計算結果への影響について、伝熱学の基礎理論に基づいて解説が行われた。

・技術研修A (事例紹介)
 日詰工業鰍フ駒形氏から、これまで製造した鋳物製品の中から引け巣欠陥が発生して対策を講じている事例を選んで凝固解析を行った結果について紹介があった。
 はじめに駒形氏から、事例として取り上げた製品の形状、現行の鋳造方案、引け巣の発生状況などについて、実物を示しながらの紹介があり、その後の対策等について説明があった。
 その後、道立工業試験場の戸羽氏から、この事例についてADSTEFANを用いて現行方案による凝固解析結果が示され、最終凝固部や引け巣発生危険領域の表示などを用いて、実際の引け巣発生部位との関連性について解説があった。
 これに付随して、引け巣対策の目的で押し湯を設置した場合の凝固解析結果が示され、現時点において同工場で採られている対策方法と併せてその改善効果に関する考察が行われた。

・その他
 次回第7回鋳造技術高度化研修会は3月3日に講演会と併せて開催する予定とした。また、次回の講演会の折にもいくつかの事例紹介を行うことを申し合わせた。
備   考  本研修会は、(社)日本鋳造工学会北海道支部の第14回鋳造技術研究会との共催事業として実施した。  
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