道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第4回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第4回鋳造技術高度化研修会(CAD/CAMセミナー)
開 催 日 時平成21年10月21日(水) 13時30分〜16時
開 催 場 所道立工業試験場 製品技術部会議室
 (札幌市北区北19条西11丁目 電話;011-747-2321)
参 加 人 数  9 名 (企業;5社、団体;2機関)
内   容 CAD/CAEセミナー
・挨 拶 道立工業試験場 製品技術部 戸羽 篤也 科長
 研修に先立って、主催者である北海道立工業試験場・製品技術部の戸羽製造技術科長から挨拶があり、併せて今回研修会の予定が紹介された。

・技術研修@ (温度計測実験)
 道立工業試験場の戸羽氏から、鋳造解析における湯流れ・凝固に伴う熱の移動量を特定するための手段として実施される温度計測実験の目的およびその理論的背景、特に鋳物と鋳型の熱伝達係数や使用する鋳型の熱伝導率といった鋳造解析の解析精度を担保するために実計測に基づくこれらの数値を得ることの重要性が説明された。併せて、今回行う鋳造実験における温度測定条件などの説明の後、同工業試験場内の鋳造実験室に移動して実験を行った。
 鋳造実験は、約75W×50H×300Lmmサイズのブロック状試験片を用い、その上面鋳造付近に熱電対を設置した鋳型を製作し、約1,350℃の注湯温度で普通鋳鉄溶湯を鋳造して、そのときの温度計測データをデータロガーに記録した。
 参加者は、鋳型の作製、熱電対の設置、鋳鉄溶解および鋳造の一連の作業に立ち会うとともに、データロガーに記録・表示される温度計測値の変化の様子を確認した。
 実験終了後、鋳造試験で気づいたことや温度計測を行う上で注意すべき事項などにちういて意見交換をおこなった。また、予めこのモデルを用いてADSTEFANで解析した結果をもとに得られた冷却曲線が示され、今回採取した計測データとの突き合せを行って、次回の研修会の折に報告することとした。

・技術研修A (事例紹介)
 鶴巻工業鰍フ沖崎氏から、自社で製造している鋳物の中から湯周り不良の発生しやすい製品を選んで3次元形状データのモデリングを行い、これをもとに湯流れ解析を行った結果について紹介があった。
 はじめに沖崎氏から、対象製品の寸法や特徴、現状の鋳造方案、発生しやすい不良の位置などについて説明があり、引き続いて道立工業試験場の戸羽氏から、ADSTEFANで熱移動を伴う湯流れ解析を行った結果が示された。
 その後、解析結果と不良発生の因果関係や不良対策法などについて意見交換を行い、沖崎氏からこれらの議論を参考に鶴巻工業叶サ造部に持ち帰って今後の対応を検討したい旨が述べられた。

・その他
 第5回鋳造技術高度化研修会は12月2日に講演会を予定されているため、次回の研修会は平成22年1月を目途に開催することとし、それまでに各社の鋳造解析事例を持ち寄ることを申し合わせた。
備   考  本研修会は、(社)日本鋳造工学会北海道支部の第12回鋳造技術研究会との共催事業として実施した。  
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