道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第3回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第3回鋳造技術高度化研修会(CAD/CAMセミナー)
開 催 日 時平成21年9月17日(木) 13時30分〜16時
開 催 場 所道立工業試験場 製品技術部会議室
 (札幌市北区北19条西11丁目 電話;011-747-2321)
参 加 人 数  9 名 (企業;4社、団体;1機関)
内   容 CAD/CAEセミナー
・挨 拶 道立工業試験場 製品技術部 戸羽 篤也 科長
 研修に先立って、主催者である北海道立工業試験場・製品技術部の戸羽製造技術科長から挨拶があり、併せて今回研修会の予定が紹介された。

・技術研修@ (鋳造凝固解析)
 道立工業試験場の戸羽から、鋳造工程における鋳造CAEの位置づけと利用目的、期待される効果、鋳造の凝固過程を数値計算で解析するための理論的な裏付けなどの解説があった後、具体的な事例を示しながらADSTEFAN Ver.11による凝固シミュレーション解析結果の評価法の説明があった。
 引き続き、直交差分計算に基づく鋳造解析の利用テクニックとして、解析計算の精度と計算時間に及ぼす要素分割方法の影響について、要素サイズと要素数およびタイムステップとの関係から説明があり、要素サイズを2割程度大きくすることで要素数減少とタイムステップの増大の相乗効果で計算時間を半減させることができることなどが具体的なデータをもとに示された。また、数値計算で与える様々なパラメータは実際には多様に変化する物理量の代表値を与える場合が多く、解析結果の誤差要因としてこれらの影響を考慮すべきことなどについて説明があった。

・技術研修A (構造解析)
 同じく道立工業試験場の戸羽から、SolidWorksのアドオン機能として組み込まれた構造解析モジュールについて、簡単な構造モデルを使って拘束条件や荷重条件の与え方、材質の指定、材料物性パラメータの設定方法などの解説と、解析結果の表示例とその評価方法について説明があった。

・技術紹介
 「日鋼デザイン鰍フ提供技術」
 日鋼デザイン鰍フ高見 諭 から、同社の会社概要が紹介され、引き続いて、同社の提供技術として、3D-CADによる鋳物製品形状のモデリング、NC加工データの作成、非接触3次元形状計測などの説明があった。
 特に、類似した形状のモデリングの際に3D−CADとスプレッドシートを連動させて数値入力で自動的に形状データを修正する技法や、鋳型作りに用いられる木型の製造技法などに関連して興味深い技術内容が紹介された。

・その他
 次回の研修会は、凝固解析の解析条件で鋳型の熱伝導率や鋳物との熱伝達率を決めるのに必要となる温度計測試験を行うことを申し合わせた。
備   考  本研修会は、(社)日本鋳造工学会北海道支部の第12回鋳造技術研究会との共催事業として実施した。  
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