道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第2回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第2回鋳造技術高度化研修会
開 催 日 時平成21年8月5日(水) 13時30分〜17時
開 催 場 所科学技術振興機構 JSTイノベーションプラザ北海道 セミナー室
 (札幌市北区北19条西11丁目 電話;011-708-1181)
参 加 人 数 16 名 (企業;3社、団体;3機関)
内   容 技術講演会
・開会の辞 司会;道立工業試験場 戸羽 篤也(製造技術科長)
・挨 拶 道立工業試験場 技術支援センター 鴨田 秀一 所長
 講演に先立って、主催者側を代表して北海道立工業試験場・技術支援センターの鴨田所長が昨今の製造業の生産動向を踏まえつつ、研修会によって北海道鋳造技術の向上するよう期待を込めて挨拶した。

・講 演 演題;「マグネシウム合金材料の製造プロセスと実用化事例」
 講師;三輪 謙治 (産業技術総合研究所 主幹研究員)
 司会から講師紹介のあと、三輪氏からマグネシウム合金の特性とその製造技術について約3時間にわたって講演があった。
@マグネシウムについて
 マグネシウムの特徴や開発の歴史、主な生産地、材料の用途とその変遷などについて紹介ならびに説明があった。
Aマグネシウム合金の特性
 マグネシウム合金の材料開発に触れつつ、合金の種類と特徴、化学組成、塑性変形性と温度の影響、減衰性などの材料特性についての説明と、マグネシウム合金の鋳造に関する技術紹介があった。
Bマグネシウム合金の加工事例 〜 半溶融射出成形法
 産総研で取り組んだ研究事例から、セミソリッドプロセス(ランナーレスダイカスト)の紹介があり、固液共存状態を作り出す温度制御法、剪断力を与えて材料に攪拌効果を与えることで流動性を付与する技術等に加えて、射出成形後の材料の金属組織(固相・液相の分布状態)、温度制御(固相率)の流動長への影響などについて実験結果が紹介された。
C製品化事例の紹介
 マグネシウム合金の製品化事例として、カメラ、携帯電話、モバイルPCなどの家電用部品、自動車関連部品、農林産業機械部品などの事例が紹介された。
D取り扱い上の安全性について
 マグネシウム合金を取り扱う際の安全性に関するビデオの紹介があり、燃焼実験の様子を交えて、切り屑の表面状態の影響、誤った消化方法、正しい消化方法などについて説明があった。

・質疑応答
 質疑応答では、マグネシウム合金材料の特長に関連して冷間塑性加工に関する質問や、セミソリッドダイカストでのマクロ偏析、材料表面の酸化防止のための処理方法、製造装置の開発動向と導入例、大気中での鋳造作業における取り扱いの注意点などについて質疑が交わされた。

・閉会の辞
 講師への謝意を表し、本講演会を終了した。
そ の 他  本研修会は、(社)日本鋳造工学会北海道支部の後援を得て開催した。
インフォメーション記事

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