道央中核地域自動車産業等人材養成等事業
第1回鋳造技術高度化研修会
会 議 名 第1回鋳造技術高度化研修会
開 催 日 時平成20年10月8日(水) 13時30分〜17時
開 催 場 所トヨタ自動車北海道 本館1階 会議室
 (苫小牧市勇払145-1 電話;0144-52-3114)
参 加 人 数 37 名 (企業;5社、団体;4機関)
内   容 技術講演会
・開会の辞 司会;道立工業試験場 戸羽 篤也(研究主査)
・挨 拶 経済部商工局産業振興課 野原 直彦 参事
 講演に先立って、主催者側を代表し、北海道経済部・産業振興課の野原参事がこの研修会の実施に至る経緯、地場製造業支援に関する道施策の紹介などを交えながら挨拶し、研修会の成果に期待を寄せた。

・講 演 演題;「ダイカスト過程における溶湯の挙動」
 講師;中村 元志 (工学博士 元豊田中央研究所)
 司会から講師の略歴紹介のあと、中村講師から自身のアルミダイカストに関する永年の研究で得られた知見を背景にアルミダイカスト鋳造における金型内溶湯の挙動について以下の視点から講演を行った。
@溶湯の充填
 多数の温度センサを設置した試験金型を用いた溶湯充填実験の結果から、金型内に溶湯が充填する過程を説明。キャビティ内ガスを排出し、湯回り欠陥を防止するためのオーバフローの設置位置や溶湯の流れを制御するセキの設計手法などについて説明があった。
A破断チル
 射出スリーブ内での急冷却で生じるチル層が射出鋳造時に破断されて金型内に混入することによる製品強度への影響について説明があった。
Bガスの巻き込み
 ダイカスト製品内に内在するガスの問題について、ガスの組成と欠陥現出の仕方、鋳型内に注湯される際の溶湯速度とガスの巻き込みの関係などについて説明があった。
C射出溶湯圧力
 圧力センサを設置した試験金型を用いた溶湯圧力試験の結果をもとに、プランジャ、ゲート、キャビティ内の圧力変化を示し、ダイカスト鋳造時の射出圧力の伝達挙動について説明があった。

・質疑応答
 講演を受けて、参加者から溶湯の充填、破断チル、ガス、溶湯圧力に関する質問が多数あり、講師との質疑応答が交わされた。

・閉会の辞
 司会から、次回以降のスケジュールの紹介と参加への呼びかけがあり、本講演会を締めくくった。
そ の 他 報道取材; 苫小牧民報社、室蘭民報社
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