鋳造カレッジ (銅合金コース)
 鋳造カレッジ (銅合金コース)で実施される専門科目の概要、習得目標を紹介します。
鋳造カレッジの講義プログラム
専門科目(銅合金コース)
科目講義内容・到達目標キーワード
専門1銅合金鋳物における鋳造技術の変遷ならびに材質と特性、用途
人類が最初に使用した金属は銅合金である。その銅合金の鋳造技術の移り変わりと、最近の技術の動向並びに鉛フリー青銅鋳物の種類と用途、JISH5120銅合金鋳物の種類と用途について口述する。 梵鐘、RoHS、青銅合金、銅鐸、甑鉛フリー銅合金
専門2銅合金の状態図と凝固様式
Cu-Sn系、Cu-Zn系、Cu-P系、Cu-Bi系およびCu-Cu2S系二元合金等の状態図の凝固特1生について口述する。さらにCu-Sn-Zn三元平衡状態図についても簡単に説明する。一般合金の凝固様式と、銅合金の固液共存温度範囲が狭い場合と広い場合に分けて鋳物の高温亀裂の発生機構についても説明する。 表皮生成型様式、粥状凝固様式、混合型凝固様式、二液相分離、共晶反応、偏晶反応、平衡状態図、固液共存温度範囲
専門3銅合金の鋳造方案と湯流れ凝固シミュレーション
銅合金の鋳造方案の考え方と鋳造時の湯流れについて学ぶ。 鋳造方案、凝固シミュレーション、溶湯の流動性
専門4銅合金の溶解と溶湯管理倶体的溶解方法
銅合金溶湯を溶湯処理の観点から分類し、各溶湯の特徴に基づく、脱酸、脱ガス及び溶解方法について、口述する。 溶湯品質、溶湯の分類、脱酸脱水素、酸化物の生成自由エネルギー
専門5銅合金鋳物の熱処理
銅合金鋳物の熱処理の目的と熱処理条件について、材質別に述べる。 応力除去焼鈍、焼入れ焼き戻し、溶体化析出時効、テンパーアニール
専門6鉛フリー青銅鋳物における溶解、鋳造とその特性 (Si系,Bi系,BiSe系,BiNi系,硫化物系)
(A)Si系鉛フリー青銅鋳物、(B)Bi系鉛フリー青銅鋳物、(C)Bi,Sb系鉛フリー合金、(D)硫化物分散系鉛フリー青銅鋳物溶解方法と、これら合金の特徴を把握した鋳造方法について口述する。 鉛フリー青銅、脱酸鋳造、溶解、フラックス
専門7量産銅合金鋳物(バルブ、軸受など)を中心とした製造プロセス
量産用鋳造ラインにおける砂処理工程、造型工程、溶解・鋳造工程、鋳仕上げ工程などのライン構成について説明する。量産用鋳造ラインの場合は自動的に行われるため、作業者が直接手を加えることは少ない。各工程の要点について詳述する。 湯口比、鋳仕上げ、鋳込み時間、鋳造方案、砂管理
専門8銅合金鋳物の特殊鋳造法による製造プロセス (金型鋳造、遠心鋳造連続鋳造など)
連続鋳造法、遠心鋳造法、金型鋳造法、その他の鋳造法などのプロセスの特徴および留意点などについて口述する。 連続鋳造法、遠心鋳造法、金型鋳造法、塗型剤、回転速度、鋳造温度
専門9銅合金鋳物の品質管理と不良対策
銅合金鋳物の品質を一定に確保するために、鋳型管理、溶湯の鋳込み温度、溶湯の組成管理さらに凝固後の鋳物の機械的性質や寸法精度に到るまでの品質維持について述べる。 溶湯管理、寸法精度、溶湯組成、鋳型管理、鋳物の材質管理、欠陥対策
専門10銅合金の伝統工芸鋳物の製造技術 (梵鐘、美術品などの鋳造法)
ロストワックス鋳造法はインベストメント鋳造法と同意語である。ここでは梵鐘などの伝統工芸・美術鋳物を中心に口述する。 ワックス、梵鐘、伝統工芸鋳物、美術鋳物、ネットシエープ
専門11銅合金鋳物における微量元素
微量元素には目的の特性を得るために意図的に添加される有用なものと,リサイクルや製造過程から混入する有害なものとがある.これらのふるまいについて合金種ごとに解説する。 鋳造性、機械的性質、耐食性、リサイクル、毒性
専門12水栓用銅合金における溶出元素
水道法の改正により水道資機材からの鉛などの有害元素の溶出が規制されている。本講義では、特に銅合金からの有害元素の溶出特性、その試験方法、及び規制動向について解説する。 水道資機材、浸出試験方法、有害金属元素、鉛の溶出形態、厚生省令、微量化学分析
 ※ 平成29年度は軽合金・銅合金の専門科目講義とインターンシップは開講しません。(平成30年度実施予定)
 ※ 非鉄・鋳鋼コースの専門科目は、北海道外会場で実施される講義を受講します。

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