(社)日本鋳造工学会 北海道支部
インフォメーション 2014
前へ次へインフォメーションのトップへ
 平成26年度北海道支部大会が、平成26年4月18日(金)に北海道総合研究プラザ(札幌市)で軽金属学会北海道支部との合同支部大会として開催されました。午前9時から会場受付が始まり、午前9時30分から行われた研究発表会では12件の研究報告等の発表があり、一部会場を分けて発表・報告が行われ、それぞれ質疑や意見の交換が行われました。

研究発表会では12件の報告がありました
 
 午後1時から平成26年度の支部総会が開催され、平成25年度活動報告・会計決算、平成26年度活動計画・平成26年度予算案、平成26年度以降の支部役員などの議案が提案され、それぞれ承認されました。また、柴田支部長から明後年(平成28年)5月に名古屋で開催される国際鋳造会議に関連して寄付等の呼びかけがあった他、戸羽企画委員長から来年秋の第167回全国大会の開催地について提案があり、明年10月第1週に室蘭市で開催することが承認されました。また、支部財政に関する現状の課題が報告され平成26年度中に何らかの対策をまとめていくことが諮られ、企画委員会を中心に検討していくことが承認されました。

平成26年度支部大会の様子
 午後2時から2題の特別講演が行われました。講演会は戸羽企画委員長の司会進行で進められ、最初に「各種鋳型造型法および人工砂の技術動向」と題して、永井康弘(群栄化学工業梶jから講演がありました。講演は、3部構成で初めに「各種鋳型造型法および人工砂の技術動向」と題して、鋳造の基本技法と自硬性、ガス硬化性、熱硬化性の鋳型造型の原理や3Dプリンタによる造型法および人工砂の最近の情報について触れました。次に「アルカリフェノール鋳型の解説」と題して、アルカリフェノール鋳型の現状と再生珪砂、再生人工砂による造型性に関する技術事例が紹介されました。最後に「フランノーベーク鋳型の解説」と題してフラン造型の概要、硬化のメカニズム、運用上の注意などの技術解説がありました。
 次に、「たたら製鉄におけるヒと銑」と題して桃野 正(室蘭工業大学 特任教授)から、大学や関係団体と取り組んできた「たたら製鉄」に関わる自身の経験や具体的なデータを示しながら、炭素分の少ない「ヒ(けら)」と、炭素を多く含む「銑(ずく)」の作り分けに挑戦した研究成果が紹介されました。それぞれの講演の合間や講演後には、質疑が交わされました。

永井氏

桃野氏

特別講演の様子
 最後に、会場隣接の北海道立衛生研究所の食堂で交流会がもたれました。はじめに柴田 尚支部長、軽金属学会北海道支部の高橋英徳支部長(北海道総研)の挨拶に引き続き、午前中の研究発表で学生発表の最も優秀だった富田花帆さん(北海道大学 大学院)に支部奨励賞が贈られ、柴田支部長から賞状と副賞が授与されました。
 交流会は、鴨田秀一(室蘭工業大学)の乾杯の発声で開宴し、途中、支部奨励賞を受賞した富田さん、特別講演講師の永井氏、桃野氏のスピーチなどを交えて和やかに過ごし、最後は新たに本部理事に就いた清水一道(室蘭工業大学)の挨拶で締めくくりました。

交流会で柴田支部長が挨拶

富田さんに支部奨励賞を授与

清水氏の挨拶で大会を締めくくる

前へ次へインフォメーションのトップへ