(社)日本鋳造工学会 北海道支部
インフォメーション 2012
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第6回非鉄鋳物の高度化技術研究会
 第6回非鉄鋳物の高度化技術研究会が、平成24年9月12日午後13時30分から苫小牧市テクノセンター(苫小牧市)2階 会議室で開催されました。
 今回の研究会は、講師に小島光司(潟~ツトヨ営業本部 営業技術部 主査)を招いて硬さ試験に関する講演会として開催した。
 講演に先立って、柴田主査(苫小牧市テクノセンター)から講師の略歴紹介があり、引き続いて小島氏の講演に移りました。
 まず、硬さ試験が各種製品に用いる金属材料の機械的特性の評価や熱処理の評価として数多く利用されていますが、その歴史は発案されて約100年ほどであり、物理的定義がない中で、工業的に利用価値が高い硬さ試験の概念や過去のデータから構築されたガイドラインなどを解説しながら、現在利用されている硬さ試験に関わる歴史が紹介されました。
 更に、現在の硬さ試験について、JISやISOなどの規格は数値化されてはいるものの具体的な目標が明確になっていない表現が多くなっている実情や、自動化されている硬さ試験器では、試験結果に試験器以外の要因の影響を把握することが難しくなっている具体例を示し、基本的な試験原理、試験方法に立ち返って、その情報から想定される具体的な試験の際の注意点を分かり易く解説していただきました。
 今後の硬さ試験の方向性として、表面処理の評価など「微細化」が必須になることを示し、現在それに対応し制定されてきた「計装化押し込み試験(IIT/ナノインデンテーション等)」の新たな硬さ試験の概念を解説していただきました。
 質疑では、TV番組の企画で依頼された硬度測定の裏話等も話していただき、意外な分野での利用法についても知識を得ることができ、有意義な講習会となりました。

研究会の様子

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