(社)日本鋳造工学会 北海道支部
インフォメーション 2011
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第4回非鉄鋳物の高度化技術研究会 〜 第2回鋳造技術高度化研修会
 本年度初めての第4回非鉄鋳物の高度化技術研究会が、道央中核地域自動車産業等人材養成等事業による本年度の第2回鋳造技術高度化研修会との共催開催で、平成23年9月14日午後13時30分から道民活動センター(かでる2・7 札幌市)550会議室で開催されました。
 講演を始めるにあたり、戸羽主査(工業試験場)から、今回招聘した講師の水野・永井両氏の略歴の紹介とともに、今回の講演内容の概略が説明されました。
 初めに、「人工砂の特徴と実用化事例および留意事項」と題して、水野 邦明 (伊藤機工 顧問)から講演がありました。

講演会の様子
 冒頭、耐火物の歴史を概説した後、人工砂の材質および製法について体系的な分類と、鋳型製作に使われている人工砂の種類、材質、製法が紹介されました。引き続き、人工砂の性質として、形状、化学組成、熱的特性、電磁気特性などによる特徴について一般に使われている珪砂等との比較データを参照しながら解説的に示されました。また、人工砂を用いることのメリットとデメリットについて説明があり、これらを理解した上で有効に活用する必要があるとの注意点が示されました。
 次に、「有機自硬性バインダーの現状と将来展望」と題して、永井 康弘 (群栄化学工業 技術開発センター)から講演がありました。
 鋳型造型の大きな要素となる粘結剤について体系的な分類を示した後、フェノール樹脂系粘結剤とフラン樹脂系粘結剤について、その硬化原理と硬化特性、鋳型強度、再生砂を用いた場合の鋳型成型における留意点などの説明がありました。特にアルカリフェノール樹脂バインダーを使用する場合の再生砂使用量と鋳型強度の関係や人工砂をフラン樹脂バインダーで造型する場合の初期強度への影響について、これまでの実験に基づいて見解が示されました。
 それぞれの講演終了後、人工砂の熱的特性に起因する鋳物製作への影響や人工砂の再生処理などについて質疑が交わされるとともに、今後の環境や産業廃棄物等の問題との関連で人工砂利用の見通しについて意見交換が行われました。

講演する水野氏

講演する永井氏

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