(社)日本鋳造工学会 北海道支部
インフォメーション 2008
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第2回鋳造技術高度化研修会
 道央中核地域自動車産業等人材養成等事業による第2回鋳造技術高度化研修会が、平成20年12月3日午後13時30分から道民活動センター(かでる2・7 札幌市)1020会議室で開催されました。
 研修会の講演に先立ち、鴨田秀一氏(北海道立工業試験場 技術支援センター所長)から主催者側として挨拶があり、北海道の経済情勢を踏まえつつ研修会活動などを通じた鋳造分野の技術力向上に期待を寄せました。

講演会に先立って鴨田氏が挨拶
 研修会は戸羽氏(北海道立工業試験場)の司会進行で進められ、講師として迎えた内田敏夫氏(茨城日立情報サービス梶jの略歴が紹介された後、「湯流れ・凝固シミュレーション技術」と題して、約2時間にわたり内田氏の講演が行われました。
 講演では、日立製作所鰍ノおいて鋳物の凝固シミュレーションや湯流れ解析システムなどの開発に携わった経験や、引け巣予測法として注目を集めた「修正温度勾配法(G/√R)」の開発経緯など、内田氏が鋳造解析分野に関わった経過が紹介されました。
 また、鋳造解析システム利用の効果として、鋳鋼品の補修量削減によるコストメリット(補修時間、加工費、溶接棒等の材料費など)、引け巣欠陥予測の精度(位置、形状)向上、鋳鉄のチル層予測、アルミダイカストの湯回り、オーバーフローの効果検証、低圧鋳造の注入速度の適正化などの適用事例が紹介されました。
 さらに、鋳造CAEシステムの今後の開発・発展の方向性として、実用化段階になりつつある「混合要素法」などの手法や、ユーザからの要望が寄せられている予測技術や解析計算技術の高度化などに関するトレンドについて紹介されました。
 講演後、鋳造CAEシステムに関する要望や意見も含めて、質疑応答が行われました。  その後、茨城日立情報サービス鰍フ瀬ヶ沼茂行氏から「ADSTEFAN」の紹介としてシステム構成、特徴、シェア(ユーザライセンス数)、具体的な解析作業の流れ(形状の取り込み、メッシュ生成、材質・物性指定、鋳造条件設定、解析結果表示)、湯流れ解析機能、凝固解析機能、さらに現在開発が進められている次期バージョンの改善点などの説明がありました。

講演をする内田氏

瀬ヶ沼氏がADSTEFANを紹介

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